1.日 時 平成12年12月8日(金) 15:00〜17:00
2.場 所 熊本市民会館 第5会議室
3.内 容
a. 調査事業の報告
11月1日に調査事業として、大田区の(株)オーネット及びその会員である地場企業3社を、ネット研会員5名が見学した。報告書は別紙のとおりであるが、それをふまえ今後工業会のホームページ(HP)作りに活かしたい点等を中心に話をしてもらった。
・平嶋辰巳(平嶋金型製作所)
オーネットは今後「地域ITネット構想」と題して、仕事上でつながりのあるグループまたは親会社と子会社というような5〜6社単位のグループ(これを小ネットと呼ぶ)を、オーネットの周りにたくさん作って、まず小ネットを活性化させて、その上にオーネットがいてまとめるという方針で行くそうである。
工業会でのネットワーク作りも業種別に小ネットを作り、その中でリーダーを育て、まとめてもらうという方向がいいのではないか。
・西村公道(ショーヨー)
自社では仕事のやり取りにネットを使うのはまだ先の段階なので、工業会のHP作りにまだはっきりしたイメージがわいてこない。だが、自社にない機械を貸してもらうとか、手が足りない時に手伝ってもらうとか、そういう細かい情報の提供が欲しいと思う。また、現在ネットを利用している会社のノウハウを公開または教えて欲しい。
−この点に関して、平嶋社長の方から一言。
現在、図面の半分以上はメールで送ってもらっている。こちらから、「メールで送って下さい。」というと、向こうも喜んでおられる。こちらもすぐCADにまわせるので手間がはぶけて助かっています。
・岡村英一(岡村鉄工所)
現在PCを使わなくても仕事はできる状況なので、あえてPCを仕事に(事務以外に)使う環境にもって行くのが難しい。しかし、デジタル技術を使ってもっと仕事を合理化したいとは思っている。上手に使っているお手本(会社)があれば、もっと使う所が増えるのではないかと思う。
・松尾勇一郎(九映精機)
オーネットを見学して、主催者側はどんどん進んでいるが、利用者側がそれについてきていないという感じを受けた。
工業会に加入している意義を考え直してみると、会員同士の横のつながりを広げるためだと思う。オーネットでは横に広げないと意味がないと言われていたが、自分は縦のサイトを作っていった方がいいのではないかと思った。
・宮本健二(ユー・アイ技研)
地域に根ざした同業種のネットワーク(小ネット)を作り、正確な情報を早く得られるHPにしたい。また、HPを零細企業が大きな声で発言できる場所としたい。仕事をする上でいろんなしがらみがあるが、次世代の仕事のやり方として、そのしがらみを取り払ってやっていけたらいいなあと思う。
現在、事務関係はPCを使っているが、加工にもPCを利用できる様に努めている。
b.補助事業に関して
・HPの内容検討
HPは、会員向けと受注向けと大きく2つに分ける。
<会員向けコンテンツ>
入会案内 … 工業会会員勧誘のために設ける。しかし、ネット上だけの会員入会も有り得るので、それをどうするかは今後の課題である。
行事予定 … 工業会の1年間の行事を書く。会員へのお知らせの意味と、部外者へ工業会がどんな事をやっているのか知らせる意味もある。
会員企業 … 正会員と賛助会員に分け、正会員を業種別(プレス・モールド・板金・治具工具・部品加工・その他)と50音別に分けた名簿を作る。
会員専用 … パスワードが必要。
ア.掲示板−会員同士で書き込みをする。質問でも、提案でも、好きな事をなんでも書いていいコーナー。
イ.共同購入−必要なモノを少しでも安く手に入れるために設ける。
ウ.受発注−会員同士で受発注するコーナー。
<受注向けコンテンツ>
受発注 … 外部からの受注を受けるコーナー。
小グループ … 会員企業(業種別分類)と同じ内容。しかし、重複できる。
設備 … 設備別の一覧。そこから会社を見つけられるようにする。
加工情報 … キーワードを入れて検索できるようにする。